- 2007/01/10 掲載
【ハコボー事例】CTIを睨んだ、IPコミュニケーション環境を構築
変化させるシステムインフラ
中古車流通業のガリバーインターナショナルの子会社ハコボー(東京・新宿区)は、シスコシステムズのユニファイド コミュニケーション ソリューションを導入した。
ハコボーは、ガリバーの店舗間やオークション会場への車両の陸送を主な業務としている。ガリバー以外のリース会社や中古車販売会社などから車両輸送の依頼を受けると、200社を越える協力会社の中から最適な運送会社を選び、配送を手配している。
ハコボーは、この数年で急激に事業規模が拡大したことから、ネットワーク設計を含めたシステムインフラ自体を一新したいと考えていた。また、同社の業務のほとんどは電話による受発注であるため、コールセンター業務に近く、システムと電話を融合したシステムの必要性を感じていたという。
2006年10月、ハコボーは本社を移転。その機会にネットワークの再構築と電話のIP化を推進することに決定した。比較検討の上決定したのが、シスコのユニファイド コミュニケーションだった。
同社がシスコを選んだ理由は、電話のコール回数によって次の番号に回すなど電話のワークフローの実装や、センターの呼制御サーバ(Cisco Unified CallManager)とルータ内に収容した簡易型呼制御サーバ(Cisco Unified CallManager Express)の連携により、容易かつ安価に拠点展開が可能な点。
そして、CTI(Computer Telephony Integration)への拡張性が可能な点だという。
ハコボーの新しいネットワークは、コアスイッチに「Cisco Catalyst3750」を冗長構成で置き、カスケード接続された複数の「Cisco Catalyst3560」の下に、約150台の「Cisco Unified IP Phone 7961G」が接続されている。呼制御サーバには、「Cisco Unified CallManager」を、これも冗長構成で利用している。また、営業担当者の外出先からの電話にはソフトフォン「Cisco IPCommunicator」を利用、適応型セキュリティ アプライアンス「CiscoASA 5510」で安全な通信を確保している。
同社は現在全国に拠点拡大の計画があり、すでに稼働している名古屋拠点の他、大阪や九州などへの展開が予定されており、これらとのネットワークも整備中である。先行する名古屋との通信は、Voiceゲートウェイとして「Cisco ISR2811」を利用、名古屋では「Cisco IP Communicator」を利用しているという。
ハコボーでは今後、約1年のスパンでCTIを構築、電話がかかってきた時点で、顧客や協力会社の情報がパソコン上で閲覧可能な状態にする予定である。また、拠点の一層の拡大も予想されるため、地方拠点との連携を密にするため、ビデオ テレフォニーの導入も検討しているという。
<ハコボー 企業プロフィール> 設立:2004年6月24日 社長:飯島佳晴氏 資本金:8000万円 従業員数:31名 事業内容:中古車輸送事業、その他サービス(中古車流通事業、中古車輸出代行業務、廃車手配代行業務、オークション検査・下見代行業務など) |
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